SVCh (狙撃銃)
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SVCh | |
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620 mm (24.4 in)銃身を装着したSVCh狙撃銃(ドバイの2023年エアショーにて) | |
種類 | 軍用狙撃銃 |
原開発国 | ロシア |
運用史 | |
配備先 | ロシア連邦軍 |
開発史 | |
開発者 | アンドレイ・ユーリヴィチ・チュカビナ[1] |
開発期間 | 2017年 |
製造業者 | カラシニコフ・コンツェルン |
派生型 |
SVCh-308 SVCh-8.6 |
諸元 | |
重量 | 4.2–6.3 kg (9.3–13.9 lb) |
全長 | 995–1,015 mm (39.2–40.0 in) |
銃身長 |
410 mm (16.1 in) 460 mm (18.1 in) 560 mm (22.0 in) 565 mm (22.2 in) 620 mm (24.4 in) |
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弾丸 |
7.62x54mmR弾 7.62x51mm NATO弾 .338ラプア・マグナム (8.6×70mm) |
作動方式 |
ガス圧作動方式 ロータリーボルト閉鎖方式 |
発射速度 | 半自動射撃 |
装填方式 | 10発、15 発、20発のマガジン |
SVCh(露: Снайперская Винтовка Чукавина、チュカビナ狙撃銃の意)は、ロシア連邦のカラシニコフ・コンツェルンによりリリースされたセミオート狙撃銃である。
ドラグノフ狙撃銃の後継として開発され、2022年ロシアのウクライナ侵攻により実戦配備が開始された[2][3]。
概要[編集]
AK-47の延長であったドラグノフと比べ、レシーバーがアッパー(上部)とロアー(下部)に別れたAR-10などと似た設計で、ドラグノフより軽量化、短縮化を実現している[4][5]。
バレルは冷間鍛造のフリー・フローティングバレルで[6]、7.62x54mmR弾での長射程化を実現しており、ドラグノフの有効射程が600~800mなのに対し、SVChは1000mである[5]。
また、レシーバー一体型のピカティニーレールと折りたたみ式かつチークパッドの高さを調節可能なストックが標準装備されている[7]。
バリエーション[編集]
- SVCh-308
- 7.62x51mm NATO弾使用モデル。
- SVCh-8.6
- .338ラプア・マグナム使用モデル。
- MR1
- 民間用モデル。
脚注[編集]
- ^ Kalashnikov Designer Andrey Chukavin Awarded Order of Alexander Nevsky
- ^ Russia tests Chukavin SVCh sniper rifle in Ukraine via Spetsnaz
- ^ The New Chukavin Sniper Rifle Goes to War
- ^ Kalashnikov delivers the first batch of the Chukavina Sniper Rifle
- ^ a b ロシア軍の次期主力狙撃銃ChukavinことSVCh
- ^ “Снайперская винтовка Чукавина. СВД выходит на пенсию”. Zvezda. (2019年12月3日). オリジナルの2021年3月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ “Полуавтоматическая снайперская винтовка Чукавина - СВЧ”. www.armoury-online.ru. 2023年12月22日閲覧。
外部リンク[編集]
- SVCh sniper rifle - Modern Firearms
- Kalashnikov group SVCh rifles line