刑事貴族
刑事貴族 | |
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ジャンル | 刑事ドラマ |
出演者 |
(全シリーズ) 松方弘樹 高樹沙耶 宍戸開 地井武男 |
製作 | |
制作 | 東宝株式会社・日本テレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ |
放送国・地域 | 日本 |
刑事貴族(パート1) | |
プロデューサー | 初川則夫、三井孝俊、武田和、浅津弘義 |
出演者 | 舘ひろし 郷ひろみ 黒木瞳 布施博 布川敏和 |
オープニング | Scarlett Taylor, Mark Kalfa&Kim Nazarian「Call for action」 ライナセロス「JUMP BACK,JACK」 |
エンディング | 舘ひろし「抱きしめて」 郷ひろみ「もう誰も愛さない」 宇都美慶子「空に虹が浮かんでも」 |
放送期間 | 1990年4月13日 - 1991年3月22日 |
放送時間 | 金曜日20:00 - 20:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 37 |
刑事貴族2 | |
プロデューサー | 初川則夫、中村良男、武田和、浅津弘義 |
出演者 | 水谷豊 田中実 鳥越マリ 寺脇康文 団優太 |
オープニング | 「Opening Theme'91(Lonely Warrior)」 オズニー・メロ「HEART BEAT OF LIFE」 |
エンディング | 矢沢永吉「ラスト・シーン」 陣内大蔵「空よ」 |
放送期間 | 1991年4月12日 - 1992年3月20日 |
放送時間 | 金曜日20:00 - 20:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 40 |
刑事貴族3 | |
プロデューサー | 武田和、浅津弘義 |
出演者 | 水谷豊 田中実 鳥越マリ 寺脇康文 彦摩呂 中山忍 前田耕陽 |
オープニング | コルベッツ「Danger City」 MAGIC「東京バーニング・タウン(English Version)」 |
エンディング | 鈴木雅之「もう涙はいらない」 織田哲郎「君の瞳にRainbow」 |
放送期間 | 1992年4月17日 - 1992年12月25日 |
放送時間 | 金曜日20:00 - 20:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 26 |
『刑事貴族』(でかきぞく)は、1990年4月13日から1992年12月25日まで、日本テレビ系列で毎週金曜20:00 - 20:54(JST)に全3シリーズが放送された刑事ドラマ。『刑事貴族』(37話)、『刑事貴族2』(40話)、『刑事貴族3』(26話)の計103話が製作された。
『刑事貴族』『刑事貴族2』『刑事貴族3』各シリーズについてもここで詳述。
概要[編集]
東京都新宿区にある架空の警察署「警視庁代官警察署(通称=代官署)」刑事課の刑事たちの活躍を描くアクション刑事ドラマ。プロデューサーの初川則夫によれば、タイトルの『貴族』には「刑事の中の刑事、誇り高い男」という意味が込められている[1]。
当初はアメリカのテレビドラマ「クライム・ストーリー(原題:Crime Story)」[2]をイメージソースとし[3]、舘ひろしを主演に据えたハードボイルド路線でスタートした。当初は2クール予定でスタートしたものの、視聴率の好調を受けて1990年10月期以降の延長が決定したが、主演の舘は当初契約通り第16話を最後に降板し[4]、番組の主役が郷ひろみへと交代するという異例の展開となった。同時に舘自身のキャラクターをメインに据えていた構成からメンバー個々にもキャラクター性を与え各主演話を設けるなど、従来型の集団刑事ドラマ的な構成へと組み替えられた[5]。
続く『刑事貴族2』以降の主演は水谷豊に定着し、出演陣も大幅に入れ替え、脚本も後味の悪い結末[6]が多かった『刑事貴族』から一転、コメディを交えたスピーディかつ軽妙な活劇路線への再度のリニューアルが図られた。この時期のレギュラー陣には後にテレビ朝日系の『相棒』で水谷と共演する高樹沙耶と寺脇康文も顔を揃えており、同作のキャスティング上の原型になったとも言われている[7][8]。
美術・衣装面でも独特の演出が用いられ、劇中車両として傷だらけのフォード・マスタングや英国製のバンデン・プラプリンセス1300Mk-IIなどが使用された他、特に水谷演ずる本城には、エンディングにてタキシード姿に花束を持ってステップを踏むシーンや、常にベストを着用しているなどの設定が盛り込まれている。
パート1では神戸(牧編)や白馬(風間編)、パート2では鹿児島、愛知、パート3では香川、山梨などで地方ロケが行われた。
登場人物(キャスト)[編集]
- 各キャストの階級については作中(警察手帳の身分証)や文献(雑誌記事やノベライズ)の記述などによって異なる記述が多く、一定していない。ヒラ刑事は敬称略。
刑事貴族(パート1)初登場組[編集]
- 牧 俊介(警部補もしくは巡査部長) - 舘ひろし(第1話 - 第16話)
- シリーズ最初の主役格。拳銃、ライフル、ショットガンなどの銃火器の扱いから格闘戦にも精通する。キザな喫煙家でサングラスを愛用し、より早く拳銃が抜きやすいとの理由からシングルのジャケットを好む。
- クールな佇まいで感情を露にすることはほとんどないが、凶悪犯に対しては一切の呵責がなく、場合によっては射殺さえも辞さない。荒々しい捜査を得意とし、チームワークを重んじる一方、時に単独で事件を解決させてしまう。権威を嫌い、捜査方針を巡って本庁や他所轄の捜査員と対立することも多い。
- コーヒーを飲み終えた空の紙コップを刑事課エントランス脇のポールに放置して捜査に出かける悪癖があり、内勤の早苗がその後始末をしている。
- デスクワークの場面はほとんどなく、リフレッシュスペースあるいは課長室内に設置されたレトロソファに座って、宮本課長と雑談する場面が多い。
- 登場期間が短かったためプライベートが描かれることはほとんどなかったが、城南署の須藤(寺尾聰)とは高校時代からのライバルで、ラグビーの全国大会準決勝で初めて顔を合わせて以降、お互いに刑事となってからも捜査でコンビを組むほどの仲であった。
- 第16話で志村と夕食を約束するが、事件解決後に約束の場所へ向かう途中、ナイフを握って逃走中の通り魔と出会い頭に接触。そのナイフが腹部に突き刺さり路上に転倒。意識が朦朧とする中で、志村を思い浮かべながら持っていた一輪のバラにキスをして息絶える。
- 使用拳銃:コルト・ガバメントMK IVシリーズ70パックマイヤーカスタム(通称:牧ガバ)
- 使用車両:マスタング・マッハ1。
- 風間 明(警部補もしくは巡査部長) - 郷ひろみ(第17話 - 第37話)
- 殉職した牧の後任。警察官歴13年。
- 本庁からの出向で、FBIに3年間研修に出ていた(出向捜査官記録では、1987年9月20日から1990年9月までと記されている)。
- 持ち前の鋭い勘と推理力で事件を解決に導く。英語が堪能。
- 非番の日には、ジムで身体を鍛える等している。
- 慇懃な物腰だが、こうと決めたら決して揺るがない頑固さを併せ持ち、同級生が関わった事件でも私情に流されず、また本庁幹部の思想にそぐわない時は反して鉄拳を見舞うなど熱い一面がある。肉親は妹ひとり。
- 犯人は殺さずに逮捕する事を信条とし、「犯人の心臓を狙って撃つ時は刑事を辞める時」と決意を秘めている。FBI研修期間中には、それが災いして潜入捜査中の同僚を目の前で射殺されたことで、囮捜査、潜入捜査には否定的な立場をとっている。
- 配属当初は、村木の独断捜査を黙認した宮本課長の監督責任を非難し、そのことが牧の死につながったと批判。日米の考え方などで泉と対立することが多かった。
- また、物語中盤で泉に言われたセリフそのものを終盤で言い返すといったケースもある。
- 終盤では活躍場面が減少するが、その理由が宮本や他のメンバーに内緒にして、FBI時代の同僚と協力して麻薬横流しの単独内偵捜査をしていたことによるものだった。捜査の手が伸びかけた麻薬組織の差し金によって「デスゲーム」という殺人ビデオと称して命を狙われるも逮捕。しかし、その後に岩田が身代わりとなって殉職してしまう。最後は泉に銃口を向けた犯人を射殺し、信念を自ら破った事で辞職を決意。入院していた泉には辞意を伏せたまま別れを告げ、刑事課の面々からの惜別の視線の中で代官署を去った。
- 使用拳銃:ベレッタM92SB。
- 使用車両:ソアラ2.0GTツインターボL、カリーナED2.0Gリミテッド ST183型前期モデル
- 志村 由美子 - 黒木瞳(第1話 - 第16話)
- パート1前期のヒロイン。普段はヒールを履いているが捜査に熱が入るとスニーカーに履き替える。銃撃戦では3人(牧・由美子・泉)揃って葬式は御免だとドライな一面も見せる。
- 拳銃の腕は的確で、牧も絶賛している。
- 潜入捜査や囮捜査に積極的であり、密告者になりすまして犯人を目的地へ誘き出したり、また看護師になりすまし弾丸の摘出処置にも応じる。潜伏先の子どもから「オバチャン」と呼ばれるも、何度も「お姉ちゃん」と呼ぶよう繰り返し伝えるなど図太い面も。
- 第16話で牧と食事の約束をしていたが、取り逃がした通り魔によって牧が殺害され、その一報を宮本課長から伝えられ号泣する場面を最後に劇中から姿を消した。
- 使用拳銃:S&W M36チーフ
- 使用車両:フィアット・ウーノ・セレクタ
- 泉 裕史 - 布施博
- 体育会系で面倒見のよい猛突進型の刑事。喫煙家。
- 牧曰く「(被疑者に対して)あんまり優しくない」とのこと
- 「その手 離せや」「撃てやー!!」と、語尾に「や」をつける口癖が見られる。他人から上司である宮本課長を非難されると激昂しやすい。上機嫌の照れ隠しや自身に都合の悪い時、相手が情けない時は岩田や村木、南さらには被疑者を小突くこともある。
- 岩田の話ではライフル狙撃はあまり得意ではないとのことであるが、殺し屋になりすましていた際はテストを辛くもクリアしている。牧には何度も窮地を救われたことから尊敬の念を抱いていたが、風間とは日米の考え方の相違から対立することも多く、特に最終話では風間の単独捜査が原因で岩田が犠牲になったことを激しく断罪する場面もあった。
- 同僚たちや恋人の死を乗り越え、最終話では南青山署へ転属する。
- 使用拳銃:前期スタームルガーM117セキュリティシックス 2.74インチ、後期コルト・ガバメントMK IVシリーズ70(牧ガバを引き継ぐ)
- 青木 順子 - 高樹沙耶(1第17話から2第19話・3第18話 - 第26話)
- 志村の後任として城南署の少年課から転属してきた。通称は"順子(さん)"。
- 後輩の面倒見がよく、高校時代は陸上部だったため足が速い[9]。弁舌も達者で、特に泉とは捜査方針を巡って衝突するも、巧みに論破してしまう場面が多い。
- パート2では単独で犯人(相手が複数の場合もある)に立ち向かう場面が増える。似顔絵が得意。2第19話で繁尾と共に警視庁捜査一課に転属となる。第19話時点での階級は巡査部長だが、翌年再赴任する前の合同捜査で、本城が藤村に「階級はあいつの方が上」と語っている点から、栄転と同時に昇進していた可能性もある。
- パート3の18話では合同捜査の為に代官署を訪れるが、本庁捜査一課の第一線で働いているうちに、情を棄てた捜査が増えていき、「人間らしい捜査」ができなくなっていく。結果的には真犯人を捕まえたものの、自分の上司すら疑った捜査方法を後悔し辞表を提出してしまう。しかし、本城の計らいで宮本が本庁の捜査課長から辞表を預かり、「人間らしい捜査」を取り戻すために事件後、代官署に再び赴任した。
- 藤村とは合同捜査では対立していたが、赴任後は特に衝突はなく打ち解けている。
- 使用拳銃:1ではS&W M36チーフ、2ではS&W M36チーフスペシャル2インチ(女性刑事では珍しくショルダーホルスター使用)ワルサーPPK、3ではS&W M60 2インチ(番宣写真ではワルサーPPK)
- 岩田 伸夫 - 布川敏和
- スタート当初は刑事課の最年少だった若手刑事。警ら課時代の先輩である荻原巡査部長の推薦を受けて刑事課配属となった。家族には結婚した姉がいる模様。
- 泉とは付き合いが長いが、体育会系のノリに振り回されることが多々ある。口数が多く余計な一言で潜入中の風間の身分が露見したり、先走った行動で犯人の人質となり泉から鉄拳を見舞うなど失態も多い。また張り込み中に帰ってきた犯人の仲間に撃たれて肩を被弾する目にも遭った。
- 前期は泉、後期は加えて青木、松野と組むことが多い。村木との相性は今一つで、ガセネタに振り回されたり犯人に逃げられたりと不満をこぼしている。
- 最終話で、風間と共に誘き寄せられた工事現場で覆面車のエンジンをかけようとした瞬間、車体と共に爆発炎上、風間の身代わりとなって殉職する。遺品の腕時計は風間によって修理を施され形見として泉の手に渡った。
- 使用拳銃:前期コルト・ローマンMK3クラシック2インチ ウエストホルスター着用
- 後期スタームルガーM117セキュリティシックス 2 3/4インチ
- (前期で泉が使用していた物)をショルダーホルスターにて装着
- 刑事課内でホルスター着用姿がみられる。
- 村木 拓 - 宍戸開(1第17話 - 3第17話・未出演回あり)
- 浅草南署の交番勤務から刑事に昇格する。子供には優しい。赴任初日、代官署に向かう途中、暴力団関係者の愛人を尾行中の松野と南を先輩刑事とは知らずに暴行を加えたりと誤解を与えてしまい、刑事課の第一印象は最悪(しかも、素性を知らなかったためか、その際、腕っ節の強さを上記の関係者に買われスカウトされそうにもなる)。さらには当直の夜に拳銃を置いて買い出しをして、戻ってきた際に入口に立っていた警官が撃たれ、さらには後から駆けつけた防犯課の警官も撃たれる事態になり、丸腰のため追跡できなかったなど新人刑事ゆえの失敗も多いが持ち前の明るい性格でカバー。友人の制服警官を目の前で殺されたショックで記憶喪失に陥ったことがあるが、泉の荒療治で回復する。
- 演じる宍戸はパート1途中で虫垂炎を患い、療養のため複数のエピソードで未出演となっている。
- パート2からは設定が一転。より猪突猛進型で基本的に子供には優しいものの、証言は信用しないなどファジーな性格に変貌。刑事歴2年(2第19話の時点)。本城と行動する時は必ずトラブルに巻き込まれる。警察学校同期の原田とは性格は違えどコンビの相性は抜群。
- 3になると刑事課内でたびたび喫煙するようになる。シリーズを通して基本的に「任せといてください」が口癖、シャツの襟を立てている場面もある。親友が事件に関わる事が何度かあり、「3」17話では結婚したばかりの交通課の女性警官が撲殺されてしまう。犯人を追い詰めた彼は怒りのあまり使用した凶器で犯人に殴りかかるが、最後は思いとどまり犯人を無傷で逮捕する。解決後は新人時代に世話になった上司の誘いを受けて古巣の浅草南署へ異動する。2年間のレギュラー出演は、本城よりも長い。
- 設定当初の役名は“村木拓”ではなく、キムラタクヤ (漢字不詳)だった[10]。
- 使用拳銃:1ではコルト・ローマンMK3ニュータイプ 2インチ。2以降はコルト・ガバメントMK4シリーズ(牧ガバを泉より引き継ぐ)
- 松野 - 松井益弘→松井弘
- 刑事課のサブ刑事。
- 前期は武田、北見らと行動を共にし、主に聞き込みや張り込み、家宅捜索などを担当する。牧が運転するムスタングに同乗することもあった。
- 後期は風間、南、岩田らと行動を共にし、ミーティングでは僅かながら発言の機会も増え、また風間の同級生が関わった事件で冷静に対応する風間に意見する場面も見られる。村木演じる宍戸の未出演期間中は単独での尾行も担当。風間のソアラを運転することもあった。24話では犯人確保の為、犯人が逃げ込んだスイミングスクールのプール内に飛び込まざるを得なくなった。
- 北見 - 谷嶋俊(第1話 - 第16話)
- 同じく刑事課のサブ刑事。
- 捜査の前面に出ることは少なく、武田、松野らと行動を共にし、主に聞き込みや張り込み、家宅捜索などを担当。さらには武田と一緒に犯人確保も行った。
- 南 宏介 - 山田善伸(第17話 - 2第40話・未出演回あり)
- 第16話で降板した北見の後任。
- 「1」では松野と主に行動を共にし、岩田や村木、泉、順子や武田と組む場合もある。
- 松野、北見、南は事件現場の現場検証に立ち会ったり、容疑者や関係者を尾行する場面がある一方、拳銃を携帯、使用する描写は少なかったが、南と松野は「1」最終回で犯人グループのアジトでの銃撃戦に武田と共に、参加、発砲する場面があるが、「3」後期加入の緒方に至ってはオープニング以外で拳銃を使用する描写はなかった。また、南は「1」ではネクタイを締めているが「2」からはノーネクタイのスタイルに変わっている。
「2」の前期では繁尾を主に、順子や村木と組むことがあり「2」の後期では夏美を主に、村木や藤村と共に行動する。本城とは家宅捜査や聞き込みのペアくじ引きで一緒になる程度だった、また、武田が説教をしている最中に、武田が電話に対応すると、本城や村木と共に目を盗んでだらけているシーンも見られた。
- スポーツや高所が苦手な一方、芸術に造詣がある文化系。第17話の冒頭時点で既に刑事課に配属されており、村木よりも若干先輩。岩田及び村木以外には全員敬語を使う。岩田との話し方で同期と思われる。村木演じる宍戸の病気療養中は、その代役を引き受けてスキー場ロケに参加する。
- パート2第20話からは内勤の早苗と共にタイトルバックにクレジットされ、活躍場面も増える(ただし、タイトルバックラストの集合カットには入っていない)。パート2では本城たちが捜査で地方へ出向くとなぜか武田と共に留守番をさせられることが多い。原田や藤村をフォローする一面も見られる。最終話で容疑者の共犯グループを尾行中、巻かれてしまい、ガードレールを飛び越える際、片足を引っ掛けるNGテイクがそのままOAされていた。
- 工藤 - 田中靖浩(第1話 - 第16話)
- 内勤の制服警察官。由美子の潜入捜査では、裏口で泉と岩田の突入のために松野と正面玄関で注意をそらしたりと現場での活躍がある。
- 内藤 - 矢島昌樹(第17話 - 第26話)
- 工藤巡査の後任。内勤の制服警察官。
- 渡辺 早苗 - 星野すみれ→星野光代(「パート1」「2」全話)※パート2第20話から芸名変更
- 内勤の女性警察官。彼女の母親は捜査課の面々が足を運ぶ喫茶店に勤めていることがパート1第5話で判明する。
- 宮本課長と武田を除けば、全シリーズ通して村木の次に出演期間が長い(村木78回・渡辺77回)。パート2になってからは、本城刑事発案の囮捜査に参加するようにもなった。
- パート2第20話から南と共にタイトルバックにクレジットされる。
- 相沢 より子 - 安永亜衣(第23.29.31.35話)
- フランス料理店に勤めるフリーター。宝石店に勤務していた頃、いわれのない売上金窃盗の疑いをかけられた過去を持ち、それ以来警察に対して不信感を抱いていた。第23話で同級生が起こした強盗殺人事件の参考人として泉と出会い、当初は反発しながらも互いの真意を知るうちに好意を寄せはじめる。刑事課の面々とは事件を通じて対面している。徐々に交際を重ねた末に婚約を交わすが、泉の自宅で帰りを待っていた際、本人たちとは全く無関係の事件に巻き込まれ殺害されてしまう。
- 武田 秀彦 (警部補) - 地井武男(シリーズ全話出演)
- 係長的立場の刑事。通称「タケさん」。本城からは「タケ先輩」と呼ばれる。
- パート1では主に現場に出て捜査の指揮を取ることが多かったが、「2」以降は主にデスクワーク(報告書や鑑識との打合わせ等)が多くなる。その為、宮本課長と一緒に刑事課内にいることが多い。各シリーズで1~2話程度メインのストーリがある。
- パート1では「刑事は靴の底を履き潰してナンボ」が信条をしていたが、「2」以降は「捜査はチームワーク」が信条となる。その為、原田と女性刑事以外には特にカミナリを落としている。
- また、宮本課長同様にこの頃から性格が軟化。上記のカミナリや小言がかなり増えていき、次第に血圧も上昇してしまった事も悩みのタネであるが、「2」の最終話で本城の昏睡状態に「これ以上、同僚に死なれるのはまっぴらですよ。」と、牧の死や岩田の殉職に続いて、本城まで失うことに声を詰まらせ懸念していた。
- 課内で唯一の妻帯者であり、高校生の娘まみとのコミュニケーションがうまくとれず悩んでいたが、娘が関わった事件を境に、親子関係が多少改善する。
- 使用拳銃:S&W M103インチ FBIスペシャル
- 宮本 謙(警視もしくは警部) - 松方弘樹(シリーズ全話出演)
- 曲者揃いの部下達の行動は全てお見通しの代官署刑事課課長。そのためか「どうしてうちは勝手なことばかりする奴が集まるんだ」と、人事課にも宮本の性格を見抜かれている模様。
- 「1」の前期はシングルのスーツにベスト着用していたが、後期以降はダブルのスーツを着用する。次第にスーツの色や靴下も派手になり、武田からエンディング前の課内での会話で指摘を受けるシーンがある。
- 部下の窮地や本庁の査問委員会や刑事部長にも臆することなく主張したりと優しく見守る管理職という立場であるため、自ら現場に出るシーンはシリーズ通じて数えるほどしかない。
- 釣りが趣味で、常に釣り関連雑誌を愛読し、出張先で釣りをしたり、仕事中でも自室で竿を磨いたりしている。
- 表面は飄々としているが、荒っぽい取調べで容疑者を自供させたり[11]、「1」の最終回や「3」の第1話で主犯格(現職の警視正)の元に出向いて出頭を促したりする際は普段からは想像出来ないような雰囲気を出し、しのぶを勝手に捜査へ連れ出した本城と藤村に連れ戻すように語気を強めて命じることもあった。
- 署内では牧と度々行動を共にしており、特に連れションの場面が多いが、その度にハンカチを失念して牧から借りていた。
- 風間とはコーヒーを飲みながらコミュニケーションを図り、誰よりも早く終盤での単独行動を見抜いていた。(風間明を参照)
- 「2」から本城の登場で性格が軟化し、彼のペースに完全に振り回されてしまう。武田からは「課長は本城に甘い」と苦言を呈され、更には上層部に頭を下げる機会が劇的に増えてしまい、胃薬を常備している。
- 結婚はしていたが、かつて逮捕した犯人の逆恨みにより妻を殺害されたことが「2」後期、藤村との会話で武田の口から語られている。
- 田辺しのぶは外縁の姪にあたり、死去した妻の妹の娘。優しい口調ながらも色々と教育の為に指摘をしている。また子供はいない模様で、しのぶが署内から容疑者に拉致された際には、感情を露わにする場面がある一方、青木を本庁捜査一課に送り出す際にも、ラストシーンの刑事部屋で娘を嫁がせる父親の心境であるかのように武田に語りかけている。
刑事貴族2初登場組[編集]
- 本城 慎太郎(警部補もしくは巡査部長) - 水谷豊(「2」「3」全話主演)
- 風間の後任として墨田東署から赴任した刑事。昭和30年7月4日生まれ[12]。
- 独特の軽い口調が特徴であり、
- 「あ〜あ、お恥ずかしったらありゃしない」[13]
- 「あ♪ラッキー♪ラッキー♪ラッキー♪」
- 「本城、了解~!」
- 「はい!散ってくれ!」
- 「喋るまえに考える癖つけな」
- などのユニークな口癖や、捜査手法に関する独特のやり取りを見せる場面が多い。
- 個人主義者で、激昂すると相手が誰彼かまわず暴走してしまう。一人で犯人を追い詰めると返り討ちに遭い、初登場からしばらくは感情的になると警察手帳をデスクに置いて行くなど、数え切れないほどの問題や失敗を繰り返す。実際に始末書も相当数提出している模様。
- しかしながら、洞察力・推理力・射撃・小柄ながらも格闘と抜群の実力を持つ。ただし、自分より大柄な相手に対する格闘はやや苦手で、特に麻生ナオミには苦戦している。
- 本人曰く、"本城流"と称した独自の捜査哲学を持ち、
- ・多彩な変装で犯人を欺く
- ・その変装を駆使して留置場に入り込み、犯人と仲良くなって真実を聞き出す。
- ・自白するまで腕相撲
- (負けたらペナルティの腕立て10回)
- ・容疑者を留置場から連れ出して泳がせる。
- ・『ところてん方式』
- (玄関等の正面から容疑者宅へ2人が突入し、裏口やベランダ側のような家の裏側から逃げる容疑者を裏口で2人で待ち受ける戦術)
- ・巧みな話術で犯人を煽り、ミスを誘う
- ・別の管轄で犯罪を犯していた容疑者を横からかっさらう
- といったトリッキーかつ合法、非合法を問わないあらゆる手段で事件を解決していく[14]。おかげで宮本や武田にとっては牧・風間とは異なる悩みの種となっている。
- 離婚歴があり、元妻・典子(演・原日出子)は弁護士。1度、本城達が逮捕した容疑者の弁護人として登場しており、事件にも巻き込まれている[12]。どうやらお互いにまだ未練はある様子だが、復縁とまでは行かず、現在は友人として関係は修復されている[15]。ベストの多くは典子からのプレゼントであったことも「2」第4話「女弁護士」で判明している。
- 新人刑事への面倒見はいいが、2の後半からは若手が不手際を起こした際、その責任を負う形で武田の怒りを買うという立場に立たされることもある。ベテランが減り、若手が増えてきたためか気が短くなっている。
- そういった中でも、転勤の村木を快く送り出したり、結婚と刑事に悩む夏美に刑事の資質を説くなど、より先輩としての存在感を発揮する場面が増える(なお、芝に対するアドバイス内容は宮本課長と同じ)。
- 3の最終回では代官署に赴任した最初の事件で逮捕した麻生ナオミが復讐目的で脱獄、米軍横流しのライフルで狙われる。しかもその日は当直で代官署内で襲撃を受ける。銃の他にナイフの多さには悲鳴を上げた。この時誘拐の脅迫に踊らされて新宿、大久保、代々木を走り回った。
- 使用拳銃:デトニクス.45オート(2の初回のみ二丁所持、3では脚本の都合上、拳銃の使用頻度が減っている)
- 使用車両:バンデン・プラ・プリンセス1300
- 原田 実 - 田中実(「2」「3」全話・未出演回あり)
- 城南署から本城と同時期に転属。泉、岩田の後任。階級は巡査部長もしくは巡査長。
- 通称「原田」もしくは「実(さん)」と呼ばれる。
- くせ者揃いの刑事課にあって一際几帳面な性格で、刑事としては模範的だが、融通の利かない堅物。本城は「3」で原田を「こいつの長所は真面目な所、短所は真面目過ぎる所」と事件の聞き込みで知り合った女性に話しているが、一方で酒が入ると人が変わったように陽気になる。
- 初期には正攻法の捜査に固執するあまり、本城の捜査手法に反発する場面が多かったが、その正攻法が通用しない相手には「こういうやり方は好きじゃない」と言いながら自らおとり捜査を買って出る事もあり、後半では進んで参加するなど、柔軟性に富んだ内面も覗かせている。
- 恋愛小説を愛読しており、そのことを周囲から茶化されている。これは恋愛経験が少ないためと思われ、村木曰く童貞らしい。
- 村木とは同い年かつ同期であり、よく対立している。藤村が入ってきてからは彼とライバル関係になる。
- 「3」の18話から本人曰く「秋だから」と坊主頭になっているが、カズの発言によると失恋した為だという[16]。
- パート2最終話で南が抜けたため、刑事課一の長身となる。その他、青森に病弱な姉がいることがパート3で判明する。
- 警察手帳には正規の吊紐ではなく銀色のチェーンをつけて首から下げている。
- 使用拳銃:2-3前期コルト・ローマンMK3 4インチ、3後期:コルト・ローマンMK3ニュータイプ 2インチ
- 繁尾 雅人 - 団優太(第1話 - 第19話)
- 松野の後任。登場当初は捜査講習受講中の身である代官署の留置管理(看守)係で、同じ北海道出身である本城にかわいがられていた。第1話の事件解決後、講習期間を終えて刑事課に転属する。お調子者で新人刑事ゆえの失敗も多いが、その言動とは裏腹に目の前の物事に正面からぶつかっていく熱い面も持つ。家族は妹がいる。第2話で殺し屋に撃たれて退職も考えるが立ち直り、本城と一緒に殺し屋を逮捕する。第17話では南米の組織に撃たれて出血多量での死亡寸前に陥る。第19話で青木と共に警視庁捜査一課に異動する。
- 通称「シゲ」。
- 使用拳銃:S&W M586 4インチ
- 芝 夏美 - 鳥越マリ(2第20話 - 3第17話)
- 本庁へ転属した青木の後任。
- 色々と口うるさく、仕事に対して腰掛け的な姿勢が目立つ。しかし、女性や子供が被害に遭っている事件に対しては普段以上のやる気を見せる。
- 3でも、前作と変わらず口うるさい部分もあるが、原田と同じくらい常識人に成長。3の第17話で一度は結婚退職に傾きかけるが、管内で発生した婦人警官(現・女性警察官)襲撃事件をきっかけに警察官を続ける決意を固め、海外研修へ参加するため代官署を去る。
- 使用拳銃:S&W M36チーフ
- 藤村 亮 - 寺脇康文(2第20話 - 3第26話・未出演回あり)
- 本庁へ転属した繁尾の後任。
- 警察に就職する以前は、本屋・製版所・不動産屋とさまざまな職を経てきた異例の経歴を持つ。
- 「唖然くらっちゃうな」が口癖で高校時代はツッパリ。イライラすると眉間にシワが寄ったり、聞き込みの相手の態度が悪いとガンを飛ばしたりする場面で当時の片鱗を覗かせる。
- 一方で飲み会・宴会の場では「刑事課の宴会部長」の異名を取る名幹事ぶりを発揮し、本城からも「お前がいなきゃ始まらねえ」と評されている。
- 数々の転職経験ゆえ、原田と村木より少し年長ながら警察学校では同期。民間企業の勤務経験が長いことから「警察の常識」が備わっていない一方、さまざまな職種を経験したおかげで一般の警察官にはない知識を備えており、意外な場面でその知識が役に立つ事がある。
- 占いは自身に都合の良い内容だけを一方的に信じ、好意を持っていた女性に利用され落胆するも次の日には復活するなど調子がよい。おかげでその無鉄砲な性格が恋人を失った女性の逆恨みを買ったこともあった。
- 「3」でも占いを信じ込むなど相変わらず思い込みが激しいところがあるが、逆恨み事件の経験からか、職務に責任感を増した言動が多くなる。3の第18話で代官署へカムバックしてきた青木とは、当初は考え方ややり方の違いなどで対立しているが、後には特に問題なくコンビを組んだりもする。
- シリーズを通して喫煙家で外出時はサングラスを着用。女性絡みで事件に巻き込まれるケースが多い。
- 本城と組む事が多く、本人たちによると「代官署最強コンビ」。(ただし、悪い意味での方が多い)
- 基本はショルダーホルスター(ホリゾンタルタイプ)を使用しているが、登場回によってヒップホルスター(クロスドロウタイプ)の場合もある。
- 使用拳銃:コルト・ガバメントMk IVシリーズ70フレームカスタム ステンレスモデル
- 千春 - 比嘉ひとみ(第1話 - 第19話)
- 内藤巡査の後任で内勤の女性警察官。
- 多少ガサツなところがあり、何事もそつなくこなす渡辺をライバル視することもある。
刑事貴族3初登場組[編集]
- 吉本 和彦 - 彦摩呂
- パート2最終話で降板した南の後任。
- ロス市警で研修を受けて来たというアメリカLA帰りの刑事[10]。
- しかし、その割には人に唆されて犯人の居場所を知る女性を逃がすなど、どうにも刑事にはそぐわないミスが目立つ。
- 当初は新人刑事で2晩連続で宿直させられるなど色々とこき使われていたが、緒方が加入した途端に後輩が出来た事と先輩ヅラで態度が大きくなる。村木、原田とは同い年ではあるが、警察学校では後輩に当たる。
- 普段は標準語で話しているが、大阪府大東市出身(彦摩呂の出身地と同じ)であるため、話言葉に時々大阪弁が交じり、女性相手には役立つが、騙されやすい性格が祟って失敗する事も。OPと第1シーズン前半ではPOLICEロゴのキャップをかぶっていたりアメリカ警察のレイドジャケットを羽織っていることが多く、第1話で犯人の追跡時の特殊警棒使用やピッキングが見られる。
- 使用拳銃:ニューナンブM60 3インチ
- 田辺 しのぶ - 中山忍
- パート2最終話で降板した渡辺婦警の後任。実は宮本の亡妻の妹の娘であり、宮本の外縁の姪にあたる。第1話ではそれを隠していたが、誘拐された事で親戚の関係が判明した。基本的には上司と部下であるため敬語だが、時折タメ口になってしまったり宮本と二人きりの時は「おじ様」と呼んだりもする。
- 内勤の警察官である為、本来は制服を着なければならないにもかかわらず、刑事課のみんなが制服を着ていない事から「自分もいいんだ」との勘違い(?)から制服を着ない。武田から初日に注意はされたが、本城に話を反らされて以降は特に注意されてはいない。
- 内勤の為、あまり現場に出ないが「勉強」と称しては捜査会議やミーティングにいつの間にか参加(もしくは横で盗み聞き)していて、「勉強になるなぁ〜」とよくうなずいている。また、押収したアダルトビデオすら「勉強」と称して見ようとしていた。(ただし、ビデオの中身は盗撮映像だった為に未遂)
- おっとりした雰囲気を持つが、意外としっかりした面もあり、旅行に行く直前に署外で受け取った事件の大事な証拠品を刑事課に郵送したり、犯人の唯一の目撃者になった時には自ら囮を引き受ける等、警察官として芯のしっかりした部分もある。
- 1度、内勤の事務仕事ばかりでつまらないと言い出し、本城と藤村をそそのかして捜査に連れていってもらった事もある。しかし、その際に目の前で人が殺される事件を目の当たりにし、はじめて現場で過酷な場面に遭遇。本城たちがいかに過酷な仕事をしているかを知った。これをきっかけに警察官として大きく成長を遂げる。
- 緒方 大輔 - 前田耕陽(第18話 - 第26話)
- 村木の後任。瀬戸内の小さな港町の出身。高3の春までは野球一筋でやってきた体育会系。しかし、練習試合でバッターにデッドボールを当ててしまい、相手チームの応援団からお礼参り(仕返し)を受けてしまう。バッテリーを組んでいた石倉が身代わりになってくれたものの、相手が入院してしまう程の重傷を負ってしまった為に石倉は退部に追い込まれた。緒方自身も自責の念から退部。その後は喧嘩に明け暮れる日々を送り、石倉と共に周囲に目をつけられる存在になる。
- その後も石倉とシンナーを吸っている不良たちを叱りつける自警団のような事をするようになるが、友人であるひろみが列車に引かれて死ぬ事件が起こる。この事件をきっかけに二人は上京を決意。緒方は千葉にいる姉夫婦の元に上京。そこから高校に通い無事に卒業。千葉県警の警察官でもある義兄の薦めで警察官になる。家族については他に、18話の冒頭部分の本城との会話から亡くなった祖父がいた模様。また、主役回の回想シーンなどで、学生時代は野球部で投手だったが、先輩の吉本からはその性格から「らしくない」と指摘されている。
- 石倉は大阪へと上京するが、数々の失敗をくり返して挫折。荒んだ生活を送った事で前科3犯の前科持ちとなってしまう。
- そして、緒方が代官署に赴任してきて、間もない頃に事件の犯人として緒方に逮捕される事となる。
- 本城のことを尊敬し、目標・理想とする人物と本人に言っているが、その行動や発言はどこか軽い。
- ネクタイの締め方が甘く、武田の手でよく直される。
- カタブツの原田とは相性が悪く、パトカーに見えないようぬいぐるみを飾って擬装すると、刑事らしくないと言い合いになり、「お前とは合わないな」と言い捨てられた。
- 使用拳銃:S&W ハイウェイパトロールマン41
スタッフ[編集]
- 企画 - 小杉義夫(1 - 24話)、服部比佐夫(25話 - )、梅浦洋一
- プロデューサー - 初川則夫(1話 - part2-19話)、三井孝俊(1話 - 16話)、中村良男(part2-20話 - 32話)、武田和(17話 - )、浅津弘義(17話 - )
- 撮影 - 稲垣久夫、安本英、古山正、中原泰広
- 照明 - 松田清孝
- 録音 - 宮内一男、渡辺宸彬、影山脩、竹内和義、笠原虎雄、大庭弘、井上幸雄
- 整音 - 山田輝彦、船橋利一
- 美術 - 末広富治郎
- 編集 - 大高勲
- 助監督 - 藤得悦、久保裕、村田忍、山田浩太郎、岡田和則、鎌田浩、関良平、片岡栄作、斉藤博士、久田昌
- 音楽 - 山崎稔、Douglass L.Breitbart、ライナセロス
- 音楽監督 - 鈴木清司
- 音楽協力 - 日本テレビ音楽
- 効果 - 船橋利一、東洋音響カモメ、渡部健一、伊藤進一
- 技斗 - 高瀬道場アクションクルー、高瀬将嗣、瀬木一将、森聖二
- スタイリスト - 加藤和孝、川合洋美
- カースタント - 高橋レーシング
- 現像・テレシネ - 東京現像所
- プロダクション協力 - 東宝映像美術、東宝スタジオ、東宝サウンドスタジオ、京都衣裳、東宝コスチューム、光映新社、山田かつら、島田プロダクション
- ロケ協力 - 赤川英
- 制作協力 - トヨタ自動車、メイセイ、LIGHT STAFF、パリミキ
- 製作・著作 - 東宝株式会社
主題歌・テーマ音楽[編集]
- パート1前期
- オープニング:Scarlett Taylor, Mark Kalfa&Kim Nazarian「Call for action」(作詞:リンダ・ヘンリック / 作曲:山崎稔 / 編曲:Tony Coluccio)
- エンディング:舘ひろし「抱きしめて」(作詞・作曲:舘ひろし / 編曲:神林早人)
- パート1後期
- オープニング:ライナセロス「JUMP BACK,JACK」(作詞:リンダ・ヘンリック / 作曲・編曲:ライナセロス)
- 前半エンディング:郷ひろみ「もう誰も愛さない」(作詞:秋元康 / 作曲:松本俊明 / 編曲:難波庄司)
- 後半エンディング:宇都美慶子「空に虹が浮かんでも」(作詞:宇都美慶子 / 作曲:内藤慎也 / 編曲:新川博)
- 挿入歌:SHOW-YA「ギャンブリング」(作詞:安藤芳彦 / 作曲:五十嵐美貴 / 編曲:笹路正徳、SHOW-YA)
- パート2前期
- オープニング:「Opening Theme'91(Lonely Warrior)」(作曲:矢沢永吉 / 編曲:山崎稔)
- エンディング:矢沢永吉「ラスト・シーン」(作詞:大津あきら / 作曲・編曲:矢沢永吉)
- パート2後期
- オープニング:オズニー・メロ「HEART BEAT OF LIFE」(作詞:Tim Jensen / 作曲・編曲:オズニー・メロ)
- エンディング:陣内大蔵「空よ」(作詞・作曲:陣内太蔵 / 編曲:国吉良一)
- パート3前期
- パート3後期
- オープニング:MAGIC「東京バーニング・タウン(English Version)」(日本語詞:船橋孝樹 / 英語詞:Tim Jensen / 作曲:久米浩司、山口憲一、魚海洋司 / 編曲:魚海洋司・MAGIC)
- エンディング:織田哲郎「君の瞳にRainbow」(作詞・作曲・編曲:織田哲郎)
ストーリーリスト[編集]
刑事貴族[編集]
各話 | 放送日 | サブタイトル | ゲスト | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1990年4月13日 | その時、狼はめざめた | 佐藤仁哉、田口計、竹井みどり、日向明子、加藤大樹、影山英俊 | 金子裕 | 長谷部安春 | 19.8% |
第2話 | 1990年4月27日 | その時、銃弾がワナを射抜いた | 片岡弘貴、にしきのあきら、遠藤憲一、秋間登、加地健太郎、斉藤暁 | 柏原寛司 | 木下亮 | 17.5% |
第3話 | 1990年5月11日 | その時、標的は笑った (地方ロケ先・兵庫県神戸市) |
川津花、大村波彦、荒井乃梨子 | 古内一成 | 17.0% | |
第4話 | 1990年5月18日 | その時、野獣に牙を剥いた | 風祭ゆき、阿部祐二 | 大川俊道 | 長谷部安春 | 13.9% |
第5話 | 1990年5月25日 | その時、天使がささやいた | 長谷部香苗、灰地順、石山雄大、高岡良平、時本和也 | 金子裕 | 12.7% | |
第6話 | 1990年6月8日 | その時、父の闘いを見た | 峰岸徹、浜田晃、磯村憲二、森聖二 | 宮下隼一 | 村田忍 | 11.9% |
第7話 | 1990年6月22日 | その時、女神が微笑んだ | 麻丘めぐみ、西沢利明、清水昭博、小池雄介、伊藤絋、坂田祥一朗 | 峯尾基三 | 8.9% | |
第8話 | 1990年7月13日 | その時、あいつが消えた | 片桐竜次、小沢一義、浦野真彦、渡辺航 | 大川俊道 | 長谷部安春 | 10.0% |
第9話 | 1990年7月20日 | その時、哀しみの時が過ぎた | 藤堂新二、椎谷建治、大林丈史 | 岡芳郎 | 11.6% | |
第10話 | 1990年7月27日 | その時、汚名を撃ちぬいた | 石倭裕子、井上高志 | 金子裕 | 木下亮 | 14.6% |
第11話 | 1990年8月3日 | その時、ゲームは終わった | 平泉成、小林宏史、吉満涼太 | 柏原寛司 棚谷俊文 |
11.7% | |
第12話 | 1990年8月24日 | その時、殺しを請け負った | 吉沢健、仙波和之、粟津號、辰馬伸、高岡良平 | 古内一成 | 村田忍 | 14.9% |
第13話 | 1990年8月31日 | その時、白衣の天使になった | 中島陽典、平野恒雄、山口嘉三、長谷川恒之、バリィ横須賀 | 峯尾基三 | 11.5% | |
第14話 | 1990年9月14日 | その時、正義が死んだ | 安藤一夫、三谷昇、斎藤文太、森一馬 | 金子裕 | 木下亮 | 12.5% |
第15話 | 1990年9月21日 | その時、哀しく女を逮捕した | 香坂美幸、清水章吾 | 岡芳郎 | 16.2% | |
第16話 | 1990年9月28日 | その時、愛を抱いて逝った | 南條玲子、内田勝正、中田譲治、谷村好一、森聖二 | 柏原寛司 | 村田忍 | 14.9% |
第17話 | 1990年10月12日 | 熱い街から来た刑事 | 渡辺美奈代、渥美国泰、西田健、中田博久、粟津號、遠藤憲一 | 古内一成 | 木下亮 | 14.1% |
第18話 | 1990年10月19日 | 殺人者は予告する | 佐藤裕、福家美峰、中丸新将 | 岡芳郎 | 村田忍 | 10.6% |
第19話 | 1990年10月26日 | 女、男、そして刑事 | 山本みどり、片岡弘貴、畠山久 | 尾西兼一 | 11.0% | |
第20話 | 1990年11月9日 | 少年は見た | 黒田勇樹、内田稔、山本紀彦、小川美那子、一柳みる | 金子裕 | 木下亮 | 10.7% |
第21話 | 1990年11月16日 | 間違えられた女 | 岡本舞、頭師孝雄、坂西良太、衣笠健二、丸岡奨詞 | 古内一成 | 13.7% | |
第22話 | 1990年11月23日 | 恐怖を撃て | 岸端浩也、岩井節夫、加地健太郎 | 村田忍 | 13.2% | |
第23話 | 1990年11月30日 | 同級生 | 安永亜衣、尚舞 | 小林政広 | 12.6% | |
第24話 | 1990年12月7日 | 天使と拳銃 | 黒田福美、沢村透、宮本佳香 | 田部俊行 | 原隆仁 | 16.3% |
第25話 | 1990年12月14日 | 撃たれたのは誰か | 保積ぺぺ、佐藤文裕、長谷部香苗、三田登喜子、長沢大 | 峯尾基三 | 長谷部安春 | 11.9% |
第26話 | 1990年12月21日 | 宮本課長の災難 | 大林丈史、林美里、中根徹 | 鎌田敏夫(原作) 蔵元三四郎(潤色) |
10.0% | |
第27話 | 1991年1月11日 | 危険な愛情 | 篠塚勝、阿川藤太、小河麻衣子 | 尾西兼一 | 原隆仁 | 11.7% |
第28話 | 1991年1月18日 | 白馬で大滑降 (地方ロケ先・長野県白馬村、hakuba47) |
信実一徳、小村哲生、木村栄、立原ちえみ | 田部俊行 | 村田忍 | 8.7% |
第29話 | 1991年1月25日 | 泉刑事が消えた | 伊藤美由紀、辻輝猛、和田周、望月太郎 | 峯尾基三 | 10.4% | |
第30話 | 1991年2月1日 | 357の男 | 妹尾洸、後藤宙美 | 大川俊道 | 鎌田浩 | 12.6% |
第31話 | 1991年2月8日 | 刑事たちの忙しい夜 | 鷲生功、深水三章、天本英世、森下哲夫、水原ゆう紀、三田村賢二、信達谷圭、藤岡大樹、田中雅子 | 市川森一(原作) 山田正弘(原作) 蔵元三四郎(潤色) |
村田忍 | 9.9% |
第32話 | 1991年2月15日 | 警官嫌い | 保坂尚輝、大村波彦 | 古内一成 | 長谷部安春 | 11.0% |
第33話 | 1991年2月22日 | 血を吸う薔薇の犯罪 | 佐久田修、吉田美江 | 峯尾基三 | 11.6% | |
第34話 | 1991年3月1日 | あの日に帰りたい | 桂木文、清水昭博 | 尾西兼一 | 村田忍 | 10.3% |
第35話 | 1991年3月8日 | ある日、死がおまえを | 重田尚彦、米山善吉、井田州彦、志賀圭二郎 | 金子裕 | 14.6% | |
第36話 | 1991年3月15日 | 殺人ビデオへの招待 | 川津花、遠藤憲一、森聖二、松山鷹志、日埜洋人 | 古内一成 | 木下亮 | 11.8% |
最終話 | 1991年3月22日 | 今日、刑事が死んだ | 西沢利明、頭師孝雄、井上高志 | 14.1% |
※第1・16・17話は本放送時2時間枠で放送、以後、地上波での再放送は前後編に分割され放送されている。
※第26話 原作『太陽にほえろ!』第32話「ボスを殺しに来た女」(脚本:鎌田敏夫)
※第31話 原作『太陽にほえろ!』第38話「危険な約束」(脚本:市川森一+山田正弘)
※第36話 原作『太陽にほえろ!』第402話「島刑事よ、安らかに」(脚本:小川英+古内一成)
- 最高視聴率:19.8%[第1話](シリーズ最高視聴率)
刑事貴族2[編集]
各話 | 放送日 | サブタイトル | ゲスト | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1991年4月12日 | ファジーでハードでホットな奴ら | 団時朗、来栖明子、中野みゆき、中島陽典、御木裕、伊藤洋三郎、石倉三郎 | 峯尾基三 | 原隆仁 | 13.2% |
第2話 | 1991年4月19日 | 傷痕 銃弾のリターンマッチ | 南条弘二、吉田友紀、盛本真理子、直江喜一 | 尾西兼一 | 村田忍 | 7.1% |
第3話 | 1991年4月26日 | 誘拐された首領 | 塚田きよみ、辰馬伸、中田譲二、久遠利三、坂田祥一郎 | 遠藤憲一 | 11.9% | |
第4話 | 1991年5月3日 | 女弁護士 | 原日出子、小沢一義、黒田真澄、草見潤平、大河内浩 | 金子裕 | 鈴木一平 | 13.0% |
第5話 | 1991年5月10日 | 顔のない目撃者 | 中根徹、志賀実、長岡尚彦、岸本功、二瓶鮫一 | 大川俊道 | 16.8% | |
第6話 | 1991年5月17日 | ドッグファイト | 潮哲也、藤東勤、深見亮介、高島礼子 | 古内一成 | 村田忍 | 13.5% |
第7話 | 1991年5月24日 | ダイヤモンドは永遠に | 菅原有吾、内田直哉、加治良介、デリック・ホームズ | 遠藤憲一 | 14.2% | |
第8話 | 1991年5月31日 | メロドラマ | 麻生真宮子、藤原亮、今井雅之、小池雄介 | 尾西兼一 | 鎌田浩 | 16.8% |
第9話 | 1991年6月14日 | スイートメモリー | 五島悦子、小早川準一、大川陽子、中尾真祐子、重久剛一 | 土屋斗紀雄 | 鈴木一平 | 14.9% |
第10話 | 1991年6月28日 | 盲目の目撃者 | 前田悠衣、西沢仁、稲葉祐貴、岩本国博 | 古内一成 | 14.2% | |
第11話 | 1991年7月5日 | 父と娘の絆 (地方ロケ先・鹿児島県霧島市) |
堀内正美、保積ぺぺ、舟倉由祐子、吉田愛歩 | 尾西兼一 | 村田忍 | 15.4% |
第12話 | 1991年7月19日 | 危険な二人旅 (地方ロケ先・鹿児島県鹿児島市、指宿市) |
犬塚弘、新井康弘、市川好郎、高品剛、矢嶋秀俊 | 小林政広 | 14.1% | |
第13話 | 1991年7月26日 | かわいい麻薬捜査官 | 藤田芳子、井上高志、天田益男、神保悟志、斉藤暁 | 金子裕 | 鈴木一平 | 14.8% |
第14話 | 1991年8月2日 | 疑惑の白衣 | 片岡弘貴、久保史郎、児島宏章、高崎隆二 | 遠藤憲一 | 14.6% | |
第15話 | 1991年8月16日 | 愛と復讐の挽歌 | 平光琢也、小島三児、塚本一郎、石川裕見子、海一生、飯島大介 | 古内一成 | 関良平 | 12.8% |
第16話 | 1991年8月30日 | 無邪気な罪 | 佐倉しおり、湯江健幸、藤木悠、藤岡大樹 | 大川俊道 | 成田裕介 | 9.5% |
第17話 | 1991年9月6日 | グッバイガール | 網浜直子、大場明之、及川ヒロオ、藤原晋 | 尾西兼一 | 13.6% | |
第18話 | 1991年9月13日 | 愛に賭ける | 重田尚彦、清水めぐみ、上村裕樹、千波丈太郎、小林勝彦 | 金子裕 | 原隆仁 | 16.7% |
第19話 | 1991年9月20日 | ラストシーン | 横光克彦、細山田隆人、田辺千秋、直江喜一 | 峯尾基三 | 14.4% | |
第20話 | 1991年10月18日 | 悪い奴ら | 伊藤敏八、橘ゆかり | 尾西兼一 | 成田裕介 | 15.2% |
第21話 | 1991年10月25日 | 間違えられた犬 | 小沢仁志、石橋雅史、露原千草 | 古内一成 | 12.9% | |
第22話 | 1991年11月1日 | 俺の拳銃 | 森下哲夫、横谷雄二、大森嘉之、衣笠健二、山根久幸、茂木和範 | 金子裕 | 鈴木一平 | 13.2% |
第23話 | 1991年11月8日 | アキラという名の男 | 岩間さおり、槙野涼 | 大川俊道 | 15.7% | |
第24話 | 1991年11月15日 | 真面目な脅迫者 | 市川翔子、清水章吾、今井彰一 | 尾西兼一 | 村田忍 | 15.2% |
第25話 | 1991年11月22日 | 正夢 | 小池雄介、小林昭二、平野稔 | 古内一成 | 18.5% | |
第26話 | 1991年11月29日 | 広域重要123号 | 高岡健二、岩本多代 | 田部俊行 | 鈴木一平 | 15.4% |
第27話 | 1991年12月6日 | 逃げて行く女 | 望月知子、好永康子 | 酒井あきよし | 13.6% | |
第28話 | 1991年12月13日 | 愛する人のために | 森川正太、吉宮君子、山田真利 | 前田悠衣 | 村田忍 | 12.0% |
第29話 | 1991年12月20日 | 甘い誘惑 | 栗原けいこ、高野浩幸、江角英明 | 奥村俊雄 | 13.3% | |
第30話 | 1992年1月10日 | 長良川大追跡 (地方ロケ先・愛知県名古屋市、三重県長島温泉) |
武田雅子、山本伸吾、児玉謙次、海津亮介、大鷹明良、新井一典 | 古内一成 | 鎌田浩 | 10.2% |
第31話 | 1992年1月17日 | 見えない糸 (地方ロケ先・愛知県名古屋市、常滑市) |
大出俊、松本友里 | 尾西兼一 | 15.4% | |
第32話 | 1992年1月24日 | 五万分の一 | 久富惟晴、清水昭博、原口剛、三角八朗、野口ふみえ、町田政則 | 金子裕 | 鈴木一平 | 17.1% |
第33話 | 1992年1月31日 | 少女の季節 | 鈴木奈央(子役)、秋間登、貞永敏、山本郁子 | 岡芳郎 | 16.3% | |
第34話 | 1992年2月7日 | 懐中時計 | 谷村昌彦、小林克則、二階堂千寿、大村波彦 | 尾西兼一 | 村田忍 | 15.7% |
第35話 | 1992年2月14日 | 病院へようこそ | 中島陽典、御木本伸介、下塚誠、倉地雄平、横山あきお、園田裕久、草村礼子、二瓶鮫一 | 桃井章 | 15.3% | |
第36話 | 1992年2月21日 | 真実の瞬間 | 村松克巳、角田英介、北見敏之、小出由華、水城蘭子、辰馬伸、伴直弥、粟津號 | 古内一成 | 藤得悦 | 15.8% |
第37話 | 1992年2月28日 | バス、トイレ、死体付き | 大河内浩、飛田ゆき乃、伊藤高、衣笠健二 | 金子裕 | 鈴木一平 | 15.7% |
第38話 | 1992年3月6日 | 愛ゆえに | 白島靖代、下元勉、深江卓次、筒井巧、根岸一正 | 古内一成 | 14.7% | |
第39話 | 1992年3月13日 | 幸福の向こう側 | 頭師孝雄、塚田きよみ、長谷川恒之、斉藤林子、二見忠男、志賀圭二郎、菊地太 | 遠藤憲一 | 村田忍 | 17.1% |
最終話 | 1992年3月20日 | 本城の休息 | 佐藤仁哉、山本昌平、秋山武史、藤東勤 | 尾西兼一 | 13.0% |
※第1話は本放送時2時間枠で放送、以後、地上波での再放送は前後編に分割され放送されている。
※第16話は19時00分〜20時54分に「世界陸上東京大会」の中継があったため21時00分〜21時54分に放送された(同日の金曜ロードショーは休止)。
- 最高視聴率:18.5%
刑事貴族3[編集]
各話 | 放送日 | サブタイトル | ゲスト | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1992年4月17日 | 9人の優しい日本人 | 中尾彬、河西健司、武見龍磨 | 金子裕 | 原隆仁 | 11.0% |
第2話 | 1992年5月8日 | ラブソングをあなたに | 亜里香、日埜洋人 | 尾西兼一 | 鈴木一平 | 17.2% |
第3話 | 1992年5月15日 | ビッグ・ママ | 野川由美子、松下一矢 | 13.0% | ||
第4話 | 1992年5月22日 | 刑事の娘 | 奥山佳恵、村田正子、木村栄、津波古充二、深見亮介、丸岡奨詞 | 金子裕 | 村田忍 | 15.3% |
第5話 | 1992年5月29日 | 疑心暗鬼 | 永光基乃、阪上和子、山崎千惠子 | 古内一成 | 10.3% | |
第6話 | 1992年6月5日 | 汚れた顔の天使 | 山田辰夫、阿部祐二、山西道広、清水宏、宮坂ひろし、小沢象 | 峯尾基三 | 藤得悦 | 15.4% |
第7話 | 1992年6月12日 | 遠いあの日に | 塩谷庄吾、野田善子、郷田ほづみ、飯島大介 | 尾西兼一 | 関良平 | 14.4% |
第8話 | 1992年6月19日 | ツイてない奴 | 松田洋治、福家美峰 | 大川俊道 | 鈴木一平 | 10.7% |
第9話 | 1992年6月26日 | ガセネタ | 栗原隆章(子役)、草川祐馬、及川ヒロオ | 金子裕 | 14.7% | |
第10話 | 1992年7月3日 | 若者たち | 山口祥行、小沢和義、日野弘基、関口めぐみ | 大川俊道 | 原隆仁 | 11.7% |
第11話 | 1992年7月10日 | 天国と地獄 | 伊藤智恵理、佐藤裕 | 前田悠衣 | 15.4% | |
第12話 | 1992年7月17日 | 約束 | 鈴木雅之、中根徹、吉宮君子、水島涼太 | 尾西兼一 | 村田忍 | 16.1% |
第13話 | 1992年8月7日 | 別れた理由 | 一色彩子、堀光昭、北村弘一、久保忠郎、千葉裕子、岩崎ひろし | 遠藤憲一
尾西兼一 |
12.9% | |
第14話 | 1992年8月14日 | 誰かが見ている (地方ロケ先・香川県高松市、琴平町、丸亀市) |
高瀬将嗣、安藤麗二、江藤漢、中尾麻祐子 | 尾西兼一 | 鈴木一平 | 15.1% |
第15話 | 1992年8月28日 | 愛のためらい | 清水健太郎、桂木文、鶴岡修、荒谷公之 | 岡芳郎 | 12.7% | |
第16話 | 1992年9月4日 | 挑戦 | 中西良太、北見敏之、矢代朝子、小林沙世子、藤本喜久子 | 尾西兼一 | 藤得悦 | 13.8% |
第17話 | 1992年9月11日 | それぞれの旅立ち | 森聖二 | 金子裕 | 13.8% | |
第18話 | 1992年10月23日 | 氷の女 | 三上真一郎 | 尾西兼一 | 鈴木一平 | 11.4% |
第19話 | 1992年11月6日 | 青春のかけら | 賀川黒之助、前田悠衣、小林勝彦 | 金子裕 | 12.2% | |
第20話 | 1992年11月13日 | 神様なんて信じない | 池田貴尉(子役)、山口嘉三、武蔵拳 | 尾西兼一 | 木下亮 | 8.8% |
第21話 | 1992年11月20日 | 悪魔がくれた拳銃 | 市川翔子、吉田友紀、二瓶鮫一、秋間登 | 大川俊道 | 10.8% | |
第22話 | 1992年11月27日 | 乙女座の彼女 | 麻里万里、篠塚勝 | 奥村俊雄 | 藤得悦 | 10.9% |
第23話 | 1992年12月4日 | 偶然の略奪者 | 小池雄介、藤岡大樹 | 金子裕 | 11.7% | |
第24話 | 1992年12月11日 | 姉、おとうと | 未來貴子、西守正樹 | 原隆仁 | 9.5% | |
第25話 | 1992年12月18日 | 湖の記憶 | 山口祥行、螢雪次朗、江藤漢、衣笠健二 | 藤得悦 | 13.5% | |
第26話 | 1992年12月25日 | ファイナル・バトル | 天祭揚子、久保田篤、岩岡真裕 | 尾西兼一 | 原隆仁 | 10.9% |
- 最高視聴率:17.2%
放映ネット局(遅れネット局も含む)[編集]
系列は本放映当時のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ | 日本テレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 札幌テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | 1991年9月までは、テレビ朝日系列とのクロスネット局。 | |
岩手県 | テレビ岩手 | ||
宮城県 | ミヤギテレビ | ||
秋田県 | 秋田放送 | ||
山形県 | 山形放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
福島県 | 福島中央テレビ | 日本テレビ系列 | |
新潟県 | テレビ新潟 | ||
長野県 | テレビ信州 | 1991年3月までは、テレビ朝日系列とのクロスネット局。 | |
山梨県 | 山梨放送 | ||
富山県 | 北日本放送 | ||
石川県 | テレビ金沢 | ||
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
静岡県 | 静岡第一テレビ | 日本テレビ系列 | |
中京広域圏 | 中京テレビ | ||
近畿広域圏 | よみうりテレビ | ||
鳥取県 島根県 |
日本海テレビ | ||
広島県 | 広島テレビ | ||
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
岡山県 香川県 |
西日本放送 | ||
愛媛県 | 南海放送 | ||
高知県 | 高知放送 | ||
福岡県 | 福岡放送 | ||
長崎県 | テレビ長崎 | フジテレビ系列 | 1990年9月までは、日本テレビ系列とのクロスネット局。 パート1のみ |
長崎国際テレビ | 日本テレビ系列 | パート2から | |
熊本県 | 熊本県民テレビ | ||
大分県 | テレビ大分 | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
宮崎県 | テレビ宮崎 | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
|
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 |
CS放送[編集]
下記の日程にて日テレプラス、ファミリー劇場で放送されている。
日テレプラス[編集]
- パート1- 2006年1月1日 - 同年2月11日 毎週月曜 - 土曜22時00分 - 23時00分。第17話放送後の第18話予告がなぜか30秒のうちの冒頭15秒が欠落していた。
- パート2- 2006年2月13日 - 同年3月31日 毎週月曜 - 土曜22時00分 - 23時00分。
- パート3- 2006年4月3日 - 同年5月8日 毎週月曜 - 金曜21時00分 - 22時00分。
すべて初回放送時にリピート放送は行われず、後日再放送がラインナップされるかたちとなった。以後2013年まで断続的に放送されファミリー劇場に移ったが2016年6月より再びパート1から再放送される。
ファミリー劇場[編集]
- パート1- 2012年7月28日 - 2013年6月15日
- パート2- 2013年6月22日 - 2014年5月20日
- パート3- 2014年5月27日 - 同年11月15日
放送時間は毎週土曜19時00分 - 20時00分 → 24時00分 - 25時00分 → 25時00分 - 26時00分 → 16時00分 - 17時00分と変遷をたどる。リピート放送は行われていない。
ソフト化[編集]
- 『刑事貴族2 DVD-BOXI』 発売日:2013年3月20日
- 『刑事貴族2 DVD-BOXII』 発売日:2013年7月24日[17]。
- 『刑事貴族3 DVD-BOX』 発売日:2008年11月21日
補足事項[編集]
- 牧編では「竜神会」「銀竜会」「戸川組」「響組」といった『太陽にほえろ!』でも登場した暴力団名が使われていた。
- 1の牧編ではOPのみ全編フィルム撮影のビデオ編集でそれ以外でのテロップはフィルム打ち込み式だった。
- 風間編では次回予告のみテロップフィルム打ち込み式だった。
- 出演女優が使っていた化粧品は、番組の複数社スポンサーの1社でもある資生堂のものとなっている。張り込み中などに飲まれていた缶コーヒーなどの清涼飲料も当時同社が発売していた商品が使用された(他のスポンサーにアサヒビールなど飲料系メーカーが付いていた時期を除く)。
- 劇中に登場する警察無線の車載機や電話機、主演俳優の一部が使っていたマイコンは、同じく番組の複数社スポンサーの1社でもある三菱電機のものとなっている。車載の無線機は同社業務無線機の前面パネルをマイクを取り付けた状態でダッシュボード等に貼り付けて表現。刑事課長室と刑事課の執務スペースには無線機ではなくスタンドマイクや操作パネルと一体化された無線端末が置かれた[18]。端末は既製品ではなく、秋葉原のパーツ店で購入した部品でスタッフがそれらしく製作したもの。
- 長崎国際テレビ開局延期に伴う長崎県における日本テレビ系列番組空白期(1990年10月~1991年3月)では、引き続き系列局だったテレビ長崎が三菱電機と資生堂のみのスポンサードネットを行った。
- シリーズ中、5話の脚本を担当した遠藤憲一は悪役としてパート1にゲスト出演していた。その際に脚本の勉強をしていることを知った番組プロデューサーに後日書いた脚本を見せたことから、パート2からの参加をオファーされた。元の脚本は原稿用紙に手書きで、表記は役名ではなく水谷、田中といった役者名である。すべての脚本は事前の会議で多少の手直しを指示されたが、特に5本目の脚本で全面的な手直しを指示され、会議翌日の昼までに脚本を仕上げた。しかし、役者に専念するために脚本を断念したと自ら語っている[19]。
- 第1作、第2作、第3作ともファミリー劇場、日テレプラスなどCSとケーブルテレビで再放送されていた。
- 2016年10月、当番組のレギュラー出演者だった高樹沙耶が大麻取締法違反で逮捕されたため、日テレプラスでの再放送が中止となった。「刑事貴族」は「もっとあぶない刑事」に、「刑事貴族2」は「ど根性ガエル」に変更した[20]。
脚注[編集]
- ^ 『デーリー東北』1990年4月5日付朝刊、テレビ欄。
- ^ デニス・ファリーナ主演
- ^ 高瀬将嗣「技斗番長・活劇映画行進曲」127-128頁、洋泉社、2011年 ISBN 978-4862487834
- ^ 既に10月から石原プロモーション制作の『代表取締役刑事』への出演が決まっていた(週刊TVガイド 1990年7月7日号 p.42「リポート『舘ひろしが刑事貴族降板・10月からテレ朝へ』」より)。
- ^ その一例が、同枠で放送されていた同じ東宝の『NEWジャングル』でも用いられた『太陽にほえろ!』の主に初期作品からのシナリオ・リメイクという試みに見られる。
- ^ 好景気の影で犠牲もしくは経営戦争に負けた人々の追い詰められたが故の犯罪、解決したために人間関係が崩壊し被害者からも恨まれるという展開が多かった。
- ^ 90年代ドラマ『刑事貴族』が大ヒット『相棒』の原形か NEWSポストセブン(2018年10月20日)
- ^ たとえば、『相棒』の杉下右京が紅茶の入ったポットからティーカップに注ぐ時の特徴的な注ぎ方が知られているが、本作でも同様のシーンが存在している。
- ^ パート1・第17話「熱い街から来た刑事」より。
- ^ a b DVD BOXのオーディオコメンタリーより
- ^ パート1・第2話「その時、銃弾がワナを射抜いた」より。
- ^ a b 「2」第4話「女弁護士」より
- ^ 東洋醸造「ハイリキ」のCMへの水谷豊出演時には「旨いったらありゃしない」とアレンジされた台詞がキャッチコピーとなった。
- ^ このキャラクターは、後に水谷が『相棒』で演じる杉下右京にも引き継がれている。
- ^ 劇中では1話のみの出演であるが、パート3では電話で話したり最終回で、脱獄した麻生ナオミが自宅近くに来ていることを聞いた本城が身を案じて、駆け付けた際に、武田からの連絡で仕事で留守である様子が描かれている
- ^ 実際は戦争映画『月光の夏』に出演するために坊主頭になった為で、後半は出演回数が少なくなっている。
- ^ 「太陽にほえろ! 1984」&「刑事貴族2」、名作刑事ドラマ2作がDVD-BOXで登場! - CDJournal.com ニュース http://www.cdjournal.com/main/news/mizutani-yutaka/49437
- ^ 実際の警察署も1台の無線機を各課に置かれた端末で遠隔操作する方法を取る。
- ^ 2010年10月15日 NHK『あさイチ』プレミアムトーク 遠藤憲一
- ^ 日テレプラス(お知らせ・2016年10月25日)
日本テレビ系列 金曜20時台 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
勝手にしやがれヘイ!ブラザー
(1989.10.13 - 1990.3.23) |
刑事貴族
(1990.4.13 - 1991.3.22) ↓ 刑事貴族2 (1991.4.12 - 1992.3.20) ↓ 刑事貴族3 (1992.4.17 - 12.25) |
はだかの刑事
(1993.1.8 - 9.24) |