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床清

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

床清(とこせい、1923年(大正12年)10月10日 - 2002年[1])は、大相撲の元床山。本名:佐々木清養。

略歴[編集]

1923年9月1日、関東大震災のさなか誕生する。その後青森に疎開し、現地で出生届を記入し、戸籍上10月10日となる。

その後東京に戻り、幼少より相撲に親しむ。1937年5月に出羽海部屋に入門。戦後少なくなった床山の中で修業し、名人とされた。

大部屋の出羽海部屋に所属し、床山として双葉山千代の山栃錦若乃花佐田の山北の富士三重ノ海らの髷や大銀杏を結う。歴代横綱の信頼が厚かった。

床山の等級としては、遅くとも1980年までには一等床山に昇進したことがわかっている[2]。1986年9月場所限り定年退職。2002年に79歳で亡くなった。

小林照幸『床山と横綱 支度部屋での大相撲五十年』新潮社 1996/に聞き書きがある。(上記文庫はその改題)

参考資料[編集]

  • 「大相撲支度部屋 床山の見た横綱たち」小林照幸 新潮文庫 2000年発行

関連項目[編集]

  1. ^ 『今⽇の視角=関東⼤震災の⽇に⽣まれて』信濃毎日新聞、9月7日。 
  2. ^ 『床山と横綱 支度部屋での大相撲五十年』には床山が不足したため第二次世界大戦後すぐに一等床山に昇格したという記述もある。