TwitchやNVIDIAが今年1月に発表した最新機能「Twitch Enhanced Broadcasting」において、配信ユーティリティの「OBS Studio」が先行版のOBS Studio 30.2 RC1でマルチトランスコードに対応した。

  • 「OBS Studio 30.2 RC1」でTwitch Enhanced Broadcasting機能に対応

Twitchは高パフォーマンスなチャンネル向けにサーバー側でのマルチトランスコード機能を提供しており、視聴者はデバイスの性能や環境に応じて最適な解像度を選択して視聴できる。一方パフォーマンスがそこまで高くないチャンネルにこの機能は解放されておらず、ソース解像度のみでの視聴しかできなかった。

そこで、Twitch Enhanced Broadcasting機能を試験的に導入。NVIDIA GeForceシリーズが搭載するNVENC機能の余力を用いることで、複数の解像度で配信を同時に実施する。サーバー側ではなく配信デバイス側で選択肢を提供し、視聴者が解像度を選択できるようになる。

なお、Twitch Enhanced Broadcasting機能はチャンネルのStreaming Toolsパネルからアーリーアクセスをリクエストする必要があり、承認されないと利用できない。