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Wired Japan

本 / Book

Culture

空間コンピューティングの可能性に没入するための6冊:WIRED BOOK GUIDE

ヒトと空間の間にコンピューターが介在することで、いかなる可能性が広がりうるかを探求した『WIRED』最新号の空間コンピューティング特集。その刊行にあわせて、「読書室」主宰の三砂慶明が副読本をセレクト。
Culture

テック界きっての人気小説家ロビン・スローン、言語のメタ的意味を語る

AIを使った創作方法を最も早くから取り入れてきたロビン・スローンが、このたびSFを語るSF本である最新作を発表した。大規模言語モデルによってあらゆる言葉が書かれる時代にあって、スローンはいまや、最も人間味のある小説とは何かを模索している。
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レイ・カーツワイルが(またしても)正しければ、その不滅の魂とクラウドで会えるだろう

著書『シンギュラリティは近い』によって来たるべき技術的特異点の到来を先見した有名な未来学者は、世界と自分自身の運命についていまでも人間離れした楽観的な考えをもっている。そして、シンギュラリティはあっという間にやってくると考えているのだ。
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「ソーシャルメディアは子どもに有害」は本当? ジョナサン・ハイト『不安な世代』をめぐる論争

ソーシャルメディアは子どもにとって有害だが、決定的な証拠を見つけるのは難しい、と心理学者のジョナサン・ハイトは警告する。子どもやテクノロジーに関する個人の見解はどうあれ、デジタルでつながることはいまや子ども時代の一部になっている。
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「脱成長」は地球を救えるか?

マルクス主義の研究者で哲学者の斎藤幸平は、今年英訳が刊行された著書『人新世の「資本論」』において経済成長を否定し、違うかたちの豊かさを受け入れようと呼びかける。そこに実効性はあるだろうか? 『The New Yorker』のレビュー。
Culture

わたしたちと衣服、社会のつながりに迫る5冊:WIRED BOOK GUIDE

ターニングポイントを迎えるファッションのいまを読み解き、その可能性について考察する『WIRED』最新号のファッション特集に合わせ、これからの産業のありかたや、衣服をめぐる見えにくい部分を明らかにする5冊を「読書室」主宰の三砂慶明がセレクト。
BOOK REVIEW

パオロ・ジョルダーノ『タスマニア』レビュー:“世界の終わり”はあなたの人生の困難に優先されるか

世界的ベストセラー『コロナの時代の僕ら』で“あの奇妙な春”を描いたジョルダーノの最新作。世界の終わりが来るならば、逃げる先はタスマニアがいい──そんな約束された場所は、この地上に、あるいは一人ひとりの人生においても、はたして存在するのだろうか。
Culture

非営利団体が「一国の歴史」の公式記録保管者に。カリブ海の楽園アルバの取り組み

非営利団体のInternet Archiveはこの度、オランダ王国の構成国であるアルバの記録資料の公式保管者となった。少ない予算で資料をデジタル化できるメリットは大きいが、民間団体に頼ることにはリスクもある。
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「ビットコインは匿名」という“神話”を、27歳のコードブレイカーが打ち破る:ロングリード

かつて、ドラッグの売人やマネーロンダリング業者は、暗号通貨は絶対に追跡不可能だと考えていた。そこにサラ・ミクルジョンという大学院生が現れて、全員が間違っていたことを証明する──こうして10年にわたる取り締まりの幕が上がった。
SZ MEMBERSHIP

ブロックチェーンにいま一度チャンスを──クリプト界の重要人物、クリス・ディクソン新刊『Read Write Own』を読む

著書『Read Write Own』のなかで、投資家クリス・ディクソンはブロックチェーンを擁護する持論を展開し、ブロックチェーンにはテックジャイアントの市場独占から社会を守る力があると主張する。
MYOG

【ファッション特集トークイベント】本当に必要な道具とは何か〜夏目 彰(山と道)× 松島倫明(『WIRED』日本版)

ハイキング、特にUL(ウルトラライト)カルチャーを通して人間にとっての道具とは何かを問い続けてきた山道具メイカー「山と道」の夏目を迎え、『WIRED』最新号のファッション特集をさらに掘り下げる発売記念イベントの開催が決定、会場は湘南!
Event

【ビブリオトーク開催決定!】2024年のパラダイムシフトに備える本と思考の編み方:渡邉康太郎(Takram コンテクストデザイナー)× 松島倫明(『WIRED』日本版 編集長)

2024年のトレンドに迫る雑誌『WIRED』日本版 VOL.51「THE WORLD IN 2024」の発売を記念し、コンテクストデザイナー渡邉康太郎をゲストに迎えた恒例企画「ビブリオトーク」を1月30日(火)に開催することが決定した。
Business

AIに仕事を奪われることはなくても、職を得るのを邪魔される可能性はある

履歴書の審査や昇進候補者の推薦といった、人材をふるいにかける作業を自動化するAIソフトウェアが登場し、人事の現場で導入され始めている。これらのソフトウェアを分析したジャーナリストのヒルケ・シェルマンに、現状のなかで求職者が主導権を取り戻す方法について訊いた。
WHOLE EARTH

スティーブ・ジョブズに生き方を教えた「カタログ」創刊者の決定版伝記:『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』著者インタビュー

ヒッピーとハッカー、起業家と環境保護主義者をつなぐ異才の作家にして編集者、活動家、オーガナイザー、写真家、興行主、ジャーナリストであるスチュアート・ブランドの伝記がいよいよ日本でも刊行された。日本の読者に向けた著者ジョン・マルコフへのインタビュー。
Culture

邦訳が待ちきれない! 2023年に世界で刊行された注目の本10選|WIRED BOOK GUIDE

年間100冊以上の英米の新刊を読むデジタルハリウッド大学教授の橋本大也。今年もそのなかから最も翻訳が待ち望まれる10冊(+1)を『WIRED』読者のためにセレクト、年末の人気企画をお届けする。
Culture

〈シミュレーション仮説〉は宇宙に寛容をもたらす福音なのか?:『リアリティ+』池田純一レビュー

オーストラリア人の哲学者・認知科学者デイヴィッド・J・チャーマーズが本書で展開しているのは、「VRは真の実在である(Virtual Reality is a genuine reality.)」という一見すると直感に反する命題だとデザインシンカー・池田純一は指摘する。バーチャル・リアリティ(サイバー環境)とリアル・リアリティ(基底現実)はリアリティとして同等であり、そう確信した途端、世界の見え方は激変する。その視点を解説する本書だが、より核心にたどり着きやすい読み方(読む順序)のコツについても指南する。
Culture

ある「文章分析サイト」とそのAI利用に対し、英語圏の作家たちが大反発したことの意味

「Prosecraft」という文学の分析サイトが、作品を無断使用されたという作家たちの反発を受け、閉鎖に追い込まれた。この出来事は著作権侵害の問題であるのと同時に、AIツールを使って人間の仕事を置き換えようとしている企業から主導権を奪い返そうとするクリエイターたちの動きが強まっていることも示している。
Culture

現代の米中新冷戦は〈ムーアの法則〉が生み出した!:『半導体戦争』池田純一レビュー

情報化が進んだ今日の消費社会や経済行動に不可欠なだけではなく、スマート兵器にも欠かすことができない戦略物資となった「半導体」。半導体は、なぜ戦略物資となったのか? なぜサプライ・チェーンは東アジアに大きく依拠することになったのか? なぜファブレスとファウンドリの分離が進んだのか? そもそも、なぜ半導体は世に現れたのか? こうした疑問を通じて本書が提示した視点を、デザインシンカー・池田純一がひもとく。
Culture

ケヴィン・ケリーに訊く、AIやテクノロジーの発展を愛しながら童心を忘れずに生きる方法

『WIRED』の創刊エグゼクティブエディターを務めたケヴィン・ケリーはテクノロジーについて楽観的な視点をもち続けている。彼が人生で学んだことをまとめた新著について、『WIRED』エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィが訊いた。
Well-Being

リトリートの醍醐味は自然だけでなく人とのつながりも取り戻せること:『NATURE FIX』著者インタビュー

都会の喧騒を離れて自然の中に身を置くと、なぜ心地よく感じられるのか──そのメカニズムを科学的研究と自らの実践によって探求した『NATURE FIX』が、パンデミックを経て異例のロングセラーになっている。人類がリトリートに向かう先としての自然の捉え方について、著者でサイエンスジャーナリストのフローレンス・ウィリアムズに訊いた。