『WIRED』日本版のサブスクリプションサービス「SZ MEMBERSHIP」
WIRED SZ MEMBERSHIPは、厳選されたデジタル記事やイヴェント、編集長のレターや雑誌のデジタル版の提供を通じて、メンバーのみなさまに「インスピレーション」と「知的好奇心」を促す有料サブスクリプションサーヴィスです。SZ とは「Speculative Zone」の頭文字で、「スペキュラティヴ(思索/試作的)な場所」という意味が込められています。玉石混交の情報が溢れる今日の社会において、信頼できるコンテンツに触れ、複眼的に思考し、未来を実装する力を涵養することができる「特区」、それがWIRED SZ MEMBERSHIPです。
SZ MEMBERSHIP
コンピューターをヒッピー的理想へと回帰させるDaylightタブレット
コンピューターとハイテク産業は企業色が強くなりすぎて息苦しい──そう語るアンジャン・カッタは、屋外でも充分に機能する軽快なモノクロ画面のタブレットをつくり出した。『WIRED』エディター・アット・ラージのスティーブン・レヴィーによるレビュー。
By Steven Levy
SZ MEMBERSHIP
人類と地球を守るために、成長を諦めるべきだろうか?
過去一世紀にわたって続く資本主義は、多くの問題を引き起こしてきた。ただし、経済の成長を諦めることでそうした問題を解決できると考えるのは早計だ。どんなエンジンでも同じだが、適切に利用するためには、適切にコントロールする必要がある。
By Idrees Kahloon
SZ MEMBERSHIP
キアヌ・リーヴスとの共著で復活、SF作家チャイナ・ミエヴィルが描いた「死の欲動」
ヒューゴ賞ノミネートの『言語都市』や『都市と都市』で知られる愛すべきSF作家がほぼ10年に及ぶ沈黙を破り、喪失、愛、そしてキアヌ・リーヴスとのコラボレーションについて語った。『WIRED』独占インタビュー。
By Hannah Zeavin
SZ MEMBERSHIP
編集長からSZメンバーへ:「“よき祖先”の脱未来」SZ Newsletter VOL.246
多元的未来を体感する特別講座「WIRED UNIVERSITY」が開催された今週、まさに多元的な対話の数々からは、「グッドイナフ」という社会やテクノロジーの姿が見えてきた。編集長からSZメンバーに向けたニュースレター。
By Michiaki Matsushima
SZ MEMBERSHIP
植物の知性に迫った一冊が、科学の根本的な変容を促している
話題の新刊『The Light Eaters』のなかで著者のゾーイ・シュランガーは、植物学という学問をまるでひとりのキャラクターのよう描き出す。植物の「知性」をめぐる科学界の混沌は、生物のカテゴリーや人間の自己定義そのものを揺るがしている。
By Rachel Riederer
SZ MEMBERSHIP
なぜリベラルは自由主義を擁護するのに苦労するのか:ブックレビュー
数カ月後には、リベラリズムを掲げる米国に南北戦争以来最大の危機が訪れるかもしれない。わたしたちが何を守っているのかを口にするのが、どうしてこんなに難しくなってしまったのだろうか? リベラリズム関連の未邦訳本をレビューしながら考える。
By Adam Gopnik
SZ MEMBERSHIP
灼熱の都市で日陰をつくる木々が深刻なダメージを受けている
急激に気温が上がっていく世界にあって、都市には木陰を増やしてくれる木々がもっと必要だ。だが灼熱地獄ともいえる気温に対処できるのは、ごく一部の種に限られる。そしてたいていの場合、それはもはや地域の固有種ではない。
By Laura Hautala
SZ MEMBERSHIP
ドローン警察の時代へようこそ
2,200万以上の飛行座標をもとに『WIRED』が調査を実施した結果、米国初の本格的な警察用ドローンプログラムをめぐって絡まり合う真実が明らかになってきた。“ドローン警察”の成果を歓迎する住民と、プライバシーを懸念する人々の本音とは。
By Dhruv Mehrotra、Jesse Marx
SZ MEMBERSHIP
編集長からSZメンバーへ:「模倣の脱未来化」SZ Newsletter VOL.245
『WIRED』初のファッションイベント「WIRED Fashion with VOGUE」でインスピレーションを得たのは、「他人の欲望を欲望する」というルネ・ジラールの模倣理論とスタートアップの名著とのつながりだった。編集長からの週刊ニュースレター。
By Michiaki Matsushima
SZ MEMBERSHIP
AIが未来の計画を立てる日──言語モデルから複合システムへ
ChatGPTなどの大規模言語モデルはいまや驚くほどの問題解決能力や抽象的思考をもつが、一方で簡単な計算問題が解けないなど、未来を組み込んだ想像が苦手だ。研究者たちがいま注目するのは、GPT-5ではなく計画能力をもつ別のシステムだ。
By Cal Newport
SZ MEMBERSHIP
次世代のデジタルカルチャーをつくりだす人間のキュレーターたち
アルゴリズムとAIで溢れ返るデジタル世界で、わたしたちは注目すべきコンテンツを“目利き”してくれる人間のガイドを必要としている。軽薄な“インフルエンサー”全盛の時代が退潮し、改めて注目される次世代のキュレーター像とは。
By Kyle Chayka
SZ MEMBERSHIP
池田純一『ザ・大統領戦2024』:「バイデン降ろし」につまずき進路を見失った民主党
「バイデン降ろし」の合唱が鳴り止まない──。11月の選挙に向け、一致団結してトランプを迎え撃たなければならないはずの民主党だが、依然混迷の様相を呈している。しかしよくよく見ると、混乱を招いているのは「ビッグ・メディア」と「エリート・デモクラット」だ。アンダードッグストラテジー(負け犬戦略)を得意とするバイデンは、果たして活路を見いだせるだろうか。デザインシンカー・池田純一の見立てはいかに?
By Junichi Ikeda@Fermat
SZ MEMBERSHIP
120歳を超えて生きるための秘訣?──体内のナノロボットだ
未来学者のレイ・カーツワイルは、AIの指数関数的な発展を予言した2005年の著書『シンギュラリティは近い』の続編にあたる最新刊『The Singularity Is Nearer(シンギュラリティはさらに近い)』で、不老不死への道筋をさらに強気に描いてみせる。
By Ray Kurzweil
SZ MEMBERSHIP
編集長からSZメンバーへ:「シンギュラリティの脱未来化」SZ Newsletter VOL.244
シンギュラリティに対してプルーラリティ(多元性)という言葉を対置するオードリー・タンらが登壇して「WIRED UNIVERSITY」の“夏期講座”が開講する。その狙いを綴った、編集長からSZメンバーへのニュースレター。
By Michiaki Matsushima
SZ MEMBERSHIP
デジタル社会を憂い、デジタル社会で愛される哲学者ビョンチョル・ハン
日本でも話題となった『疲労社会』や『情報支配社会』でデジタル時代の狂騒について書いてきたドイツのスター哲学者ビョンチョル・ハンは、最新作『The Crisis of Narration』で「ストーリーテリング」の衰退を指摘する。
By Kyle Chayka
SZ MEMBERSHIP
ファンとのチャットを代行、OnlyFansの秘密の請負人バイト
推しのインフルエンサーとネットでチャットをしているとあなたは思っているかもしれない。だがその相手は、じつは次から次へと交代する、低賃金で雇われたバイトのチャット請負人だ。そのバイトに『WIRED』のコントリビューティングエディターが潜入を試みた。
By Brendan I. Koerner
SZ MEMBERSHIP
“空飛ぶクルマ”はついに到来するのか?
「空飛ぶクルマが欲しかったのに、かわりに手にしたのは140文字だ」という有名なピーター・ティールの言葉のように、「次世代空モビリティ(AAM)」は長いあいだ、決して訪れない未来の象徴だった。だがいまやさまざまな企業がその開発に乗り出している。
By Gideon Lewis-Kraus
SZ MEMBERSHIP
超富裕層たちの“階級意識”はどれだけ変化したか
世界における超富裕層の数は劇的に増加している。その政治への影響力、国家への関与、慈善事業や民間投資の倫理など、資産家の社会的役割については大昔から議論されてきたが、はたしてマーク・ザッカーバーグやジェフ・ベゾス、イーロン・マスクはどうだろうか。
By Benjamin Wallace-Wells
SZ MEMBERSHIP
編集長からSZメンバーへ:「意識の再未来化」SZ Newsletter VOL.243
「無知の知」を唱えたのは古代ギリシアのソクラテスだけれど、いまや哲学者ばかりか脳科学者やAI研究者までもが「意識のありか」を探求してる。今週、東京で開催された国際意識学会ASSC27からこの大問題の現在地を考えるSZ会員向けニュースレター。
By Michiaki Matsushima
SZ MEMBERSHIP
AIを大手テック企業から“救済”する──ユーザーが所有するオープンソース型人工知能の可能性
現在の生成AI躍進のきっかけとなったモデル「トランスフォーマー」を世に送り出した論文著者のひとり、イリア・ポロスキン。彼はいま大手テック企業が主導する利益偏重のAI開発に懸念を抱き、「ユーザー所有のAI」をつくろうとしている。
By Steven Levy