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AI活用で人件費圧縮「最大162%」増益できる「非テック」37銘柄。ゴールドマンS最新予測

人工知能 生産性向上 収益創出

米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)はAIブームを四つのフェーズに分類し、第三および第四フェーズで株価上昇局面を迎える銘柄群こそ今後期待できると分析する。

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エヌビディア(Nvidia)の時価総額は6月18日にマイクロソフト(Microsoft)を抜いて世界首位となった。数日後の株価反落で再び転落したものの、アップルを含めた首位争いは当面続きそうな勢いだ。

直近の株価(6月21日終値)は年初来162.76%増の126.57ドル、時価総額は3兆1100億ドル。メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)とアマゾン(Amazon)の時価総額を足した金額(3億2300万ドル)とほぼ重なる。

エヌビディアの成功にあやかろうとする動きを見せているのは、同社株の買い増しを進める投資家だけではなく、未曾有(みぞう)の生成AI革命の「次の勝者」になるのは我が社であると喧伝する企業群も同じだ。

実際、米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldaman Sachs)の分析によれば、決算説明会でAIに言及する企業の経営幹部の割合は過去最高水準に達している【図表1】。

【図表1】S&P500種株価指数の構成銘柄のうち、四半期決算説明会で「AI」に言及した企業の割合。2024年第1四半期は過去最高の40%。

Goldman Sachs

AIブームを「四つのフェーズ」に分解

市場を席巻するバズワードをひとまず経営計画に組み込んでおこうという程度の企業も多いのが実情である一方、来たるべきAI時代の「勝ち組」になり得る企業がまだあまり注目されていない、頭角を現していないというのがゴールドマンの現状分析だ。

同社チーフ米国株ストラテジストのデービッド・コスティン氏は6月中旬の顧客向けレポートの中で、AIブームは大きく分けて(株価上昇の軌道に乗る)四つのフェーズに区分できると指摘する【図表2】。

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