金沢の犀川大橋100年 流失で強靱化、市域拡大に貢献
金沢の犀川大橋100年 流失で強靱化、市域拡大に貢献
金沢市の犀川にかかる犀川大橋が7月、完成から100年を迎える。鋼材を三角形に組んだワーレントラス式の道路橋としては国内最古とされる。旧橋が洪水でわずか3年で流された教訓を生かし、橋脚のない強靱(きょうじん)な鋼鉄の橋にして市域の拡大に寄与した。災害が多発する今、インフラと地域経済の関係を考えさせられる構造物だ。
犀川大橋は金沢駅から車で南に10分程度走った場所にかかり、長さは62メートル。商業施…