福井県福井市蒲生町の越廼海水浴場で8月11日、2人の海水浴客がイルカに腕などをかまれてけがを負い、救急搬送された。海水浴場では119番通報があった同日午前9時過ぎ以降、イルカが確認されるたびに県警福井南署員らが海水浴客に海に入らないよう呼びかけた。

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 同署や市消防局によると、11日午前9時ごろに40代男性が両腕を、午後3時半ごろに10代男性が左手の指をかまれた。40代男性は軽症、10代男性は中等症とみられる。

 市内では今夏、海水浴客が野生のイルカにかまれる被害が相次いでいる。同海水浴場では、イルカが苦手とされる超音波を発信する機器を海に設置するとともに、看板などで注意を呼びかけている。